《MUMEI》

「なら私も。」


「大丈夫だよ79。」


「しかし…。」


79は心配そうな顔をして僕を見る。


「久しぶりに人間界も見たいし。ゆっくりとね。

それに、僕はまだ大丈夫だよ。それより79が休んでいて。」


「しかし…、分かりました。」


「ありがとう。」


「いえ、それより時間です。」


「もうそんな時間、僕が取ってくるよ。」


血を
飲む時間。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫