《MUMEI》

8周ほど走ったところで、2台の差は10メートル前後まで広がった。


そこらで諦めたのか、パンチパーマの NSR は、早々にピットへと引っ込んだ。


兄貴『勝負ありや(笑)…
  ........
…パンチについては岡ヤンの敵やないなぁ〜(高笑)』

たかがフリー走行だというのに兄貴は勝ち誇ったように言い放った。

その顔は先ほどの怨み辛みを晴らせて、とても満足そうだ。


…しかし。

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