《MUMEI》
お昼休みの思想
昼休み…


「…………………………」

俺は悩んでた…


あれは…アイツなんか…?

さっき転校生にした質問…

まぁ茜空は好きな子がたくさんおるやろう…


けど…その前…彼女は… “笑っている空”って言った…


それは…アイツが俺に言ってくれた言葉…


まぁでも、“あの場所”に行けばわかるわ…


「うん、そうやな!」


「やっぱり?空もそう思うだろ〜」


「…はっ?」


何が?


「やっぱり佐倉さんって、かわいいよな〜」


あぁ…そんな話ししてたな…


紀彦はだいたいの女の子にかわいいって言う…


まぁ確かにそうなんやけど…


っと…いやいや、俺は一途ですからね?


そうそう、俺の思い人は昔からただ一人だけや…


俺がそんな事を考えていると、紀彦が佐倉に話しかけていた…


ちなみに佐倉は今皐月と飯食っていた


「ねぇねぇ佐倉さん、佐倉さんって前どんな所に住んでいたの?」


「私は…アメリカに住んでたの」


「マジで?帰国子女じゃん!」


アメリカ…ねぇ…


どうやったけ?


忘れてもうた…


…まぁええわ、全部夕方になったらはっきりするしな

俺は放課後が待ち遠しかった…

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