《MUMEI》
調理師学校
 夢と希望に溢れているこの学校の生徒達は、それぞれに目的意識が高く、みんなキラキラといい眼をしている。
 
 前の職場と違い、私にもすぐに気の合う友達も出来た。

いくつかのグループに分かれて調理実習を行ううちに自分は、意外に熱中すると仕切屋になる事を発見した。優等生ではないけれど無遅刻、無欠席で成績もまずまずだった。
 

 学校が休みの時は、友達と食べ歩きをした。

今日は、四つ年上の祐子さんと映画を見て、カフェで食事をしている。

「このサラダのドレッシングの材料何だと思う?」

祐子さんは花嫁修業中で、食べることも作る事も大好きな舌の越えた人だ。

「ローズマリー、アンチョビー、レモン果汁、パルメザンチーズ、ブラックペッパー。」

「あと、何か忘れていない?」

「なんだろう?」

祐子さんは、ボーイを呼んで、ドレッシングの中身を質問した。彼女は今、幸せの絶頂にいて、毎日生き生きと楽しく過ごしている。

遠距離恋愛を経て、五年越しの交際が実ったそうだ。海外勤務もある商社に勤める彼の為に、彼女は、調理師学校の他に、英会話スクールにも通っている。

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