《MUMEI》
日曜日…朝の出来事
今日は日曜日。

学校は休み。

なので昼まで寝よう〜

と思い寝返りをうつと…

「……スー……スー……」
雫がいた…

何故?

…まぁいいか?

そのまま寝た…

………………ん〜何時だ?
目が覚めた…

時計を見てみる…

十一時半をさしていた…

……………寝過ぎた…

(起きよう…)

と思い、雫の事を思い出す
隣を見てみる…

雫はまだ寝ていた…

起こしてやろうと思い体を揺する…

「雫、起きろ」

起きない…

もう一度声をかけようとした時…

「………………い…や…」
「ん?」

「おにぃ…たすけて…」

「!!」

それを聞いた瞬間、俺は雫を抱きしめていた…

「大丈夫…俺はここにいる…俺がずっと守ってやるからな…」

そう言って雫の頭を撫で続ける…

少しして雫は落ち着いたようだ…

やわらかな寝息をたてて静かに眠っている…

おそらく…あの夢を見ていたのだろう…

「…大丈夫…俺は何処にも行かない…ずっと一緒だからな…」

俺は雫が起きるまで…
ずっと雫を見ていた…

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