《MUMEI》

僕は椅子から降りた。


「あっ、待って下さい。私がやりますから。」


「大丈夫だよ。このくらい。」


「いえ、これは私の仕事です。」


79は早歩きで、暗闇へ血を取りに行った。


「79…。」


僕は仕方なく椅子に座った。




「お待たせしました。」


79は、僕に血の入ったワイングラスを渡した。


「ありがとう。」


僕は血を一気に飲み、グラスを79に渡した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫