《MUMEI》

なぜなら王子様は人魚姫の顔が綺麗ではなかったので絶対結婚したくないと思っていたからです。

人魚姫だからといっても顔がとても可愛いわけでもなく、絶世の美女というわけでもなかったのです。

それに王子様は隣の国のとても可愛いくて美しいお姫様と結婚したいと思っていました。

王子様は外見だけで判断して、人魚姫の健気で綺麗な心を見ようとはしませんでした。

お姫様と結婚はしたいが誰にもいい顔をしたい八方美人の王子様は人魚姫にこう告げました。


「私の命を救ってくれた方が隣の国のお姫様だったそうです。
今ちょうど縁談の話がきていますし・・・・結婚したいと思っているんです。
きっと心の綺麗な素敵な方だ・・・・」


そのときの人魚姫の悲しみは、想像を絶するものでした。

それでも人魚姫は笑うことしかできませんでした。

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