《MUMEI》 +。。変えてみせる。。+**瑞希**今日………… とても格好いい方に声をかけられちゃいました!!!! 気分最高の朝比奈 瑞希です♪ でも……… 何で隼人お兄ちゃんは、あの人を…健人くんを私の元へ行くように言ったんだろう? それが理解できない…。 すると…… ―プルルルル 私のケータイの着信音が鳴り響いた。 お兄ちゃんからだ! 私は直ぐに電話にでた。 「もしもし??瑞希です♪」 『瑞希?突然、ごめんな』 お兄ちゃんの透き通るようなこの声……… 昔と変わらない。 『今日…健人が来ただろ?』 「あ〜健人くん?来たよ〜!!」 『どう思う?』 「格好いいと思うよ!!お兄ちゃんには適わないけどね!!」 『一言余計だから(笑)……あのさ……』 いきなり、深刻そうな雰囲気になり私も真剣になった。 不安になったので、ベッドに置いてある枕を抱きしめた。 『健人のことなんだけど…聞いて軽蔑しないでほしい』 「えっ!?………うん…」 私の鼓動が速くなる…。 『健人さ……………… 女遊びしてるんだよね…』 ……………え?? 女遊び? チャラい人がよくやってるようなこと?? 女とフラフラ遊んでるって…こと?? 確かに健人くんは格好良かったし、女の子たちにモテそうな要素は幾つもあったよ。 女の子たちだって寄ってくるでしょうよ。 でも………… それって……"ヤる"だけなんでしょ?? 体だけが目当てみたいなモンなんでしょ?? 本命をつくらないで、色んな女で欲望を満たしてるようなモンなんでしょ?? でも……… 健人くんはそんなことするような人には見えない……。 きっと何かが……… 『瑞希………そこでお前に頼みたいんだよ』 『健人を変えてくれ』 「…………分かった」 やってみせるよ…。 私が健人くんを………… 変えてみせる。 前へ |次へ |
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