《MUMEI》
*。*あなたが好き*。*
「俺…………




愛梨沙のこと……














好きだ――…………………」









――――――え??



ウソ…………だよね??


和哉くんが………


私を………



好き………なんて……………




私は何のコトバも発することが出来なかった。


「ごめん………突然こんなこと言われても困るよなぁ…でも本気だから……返事は…いつでもいいから…」


そう言い残して和哉くんは席へ戻っていった。


これは………


夢?現実?


夢なら覚めないで。


現実なら………………


どうか………


ウソじゃありませんように…。






私が席に戻ったときには、もう和哉くんは静かな寝息をたてて眠りについていた。



和哉くん…………


その気持ちは本当ですか??


ウソじゃないですか??





和哉くん……





私も











あなたが…………












好きです。








.

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