《MUMEI》
*。*優しいキス*。*
.





蝉の鳴き声が耳に響く。


私は小さく深呼吸して……


和哉くんへの想いを伝えた。





「和哉くん……私も………和哉くんのことが……好き…です」


この時の私の顔はすっごく赤かったと思う。


自分では分からなかったけど。



「………ウソ…だろ?」


「本当だよ…私は和哉くんが好き」


「本当に?」


「うん」


「今から愛梨沙は俺の彼女?」


「和哉くんは私の彼氏だよ」


私がそう言うと和哉くんは優しく私を抱きしめた。


「嬉しすぎる…………俺………ずっと好きだったから」


和哉くんはそんなに私のことを想ってくれていたの??


「和哉くん……好きだよ」


「俺も…愛梨沙のこと…好きだ」

和哉くん……。


これは夢なんかじゃないよね??


私…………




嬉しすぎるよ……………。







「愛梨沙……………」




「和哉くん…………」




大好きだよ―――…………。




和哉くんは私を優しく抱き寄せて………









優しいキスをした。








.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫