《MUMEI》
+。。好き!?。。+**瑞希**
私が健人くんを……



変えてみせる―…。













「千里―♪おはょ!」


私はいつも通りに学校へ行き、教室に入り友達に挨拶する。


「瑞希!おはょう―☆」


「突然だけどサ、佐藤健人のことについて何か知らない?」


「えっ!?あの鈴堂学園の!?女子にめちゃくちゃモテる人!?」


千里は私に身を乗り出して聞いてくる。


「うん!!そう!!」


「う―ん…女とよく会ってることぐらいしか分からない」


「そっかぁ…」


やっぱりそうだよね…


そう簡単に知ってる人なんていないか…。












放課後―…


私は珍しく一人で帰っていた。


健人くん…………



一体何があるんだろう?



「あっ!!瑞希!」


えっ!?


この声は………


「健人くん!」


まさかこんなとこで会ってしまうなんて…。


予想外。


「一人でフラフラして……友達いねぇの?」


「いるよ!!たまたま一人で帰りたい気分だっただけ!」


「ふ―ん…ってかそれぐらいでムキになっちゃて…やっぱりガキだな〜」


ガッ……………


ガキですと――――――!?


「ガキじゃないもん!!」


「ガキだろ」


「違う―!!!!!!」


「そうゆうところがガキなんだよ!!」


う゛っ………。


さすが高校生…………


逆らえない。


「ガキじゃ…ないもん」


すると健人くんは私の頭をクシャクシャと撫でた。


―ドキッ


「お前はガキだろう」


―ドクン、ドクン


「認めろ」


―ドキドキドキドキ


「私はもう帰らなくては!」


そんな意味不明なコトバを残して私は全速力で走り出した。


「はっ?アイツやっぱりガキだわ」




どうしちゃったの!?


私、どうしちゃったの!?


すっごくドキドキする!


もしかして……………





私…………………











健人くんのこと…………









"好き"






になっちゃた―!?








.

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