《MUMEI》
再会
現場では、男が女のバッグをとろうとしていた。

その男はあの1年前の男だった。

俺と同じ時期に出所していたと聞いていたがまさか、同じくアメリカにきている
とは。

人の真似しやがって許さねえ!

「おい、お前やめろ。」

「あっ、お前は。ワカメマン!!」

「そうだ!ワカメマンがきたぜ!!行くぜ。ワカメ…」

「バカか。お前は。また、1年前見たいに捕まりたいのか?その技を使ったらお前もおしまいだぞ!笑」

黙る俺にあいつは背を向けるとバッグをひったくって走り去って行った。

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