《MUMEI》 市川葉月私はバリバリのキャリアウーマン ある大手建設会社の社長秘書である 葉月には婚約者がいた 相手は同じグループ関連の社長である 近い将来、結婚するだろう しかし、ある日葉月は自分が秘書をしている社長と、婚約者が電話で話しているのを聞いてしまった ≪市川君は、どうだね?私が言った通りにしたら、すぐに落とせただろう?≫ 葉月は耳を疑った ≪なっ何?何であの二人が私の話しているの?≫ 葉月は婚約者に、その事を話した ≪仕方が無いな、言っておくけど私は君と結婚なんてしない≫ 葉月は≪えっ?何で?≫と言った ≪なぜなら僕はもう結婚しているからだ≫ ≪騙された?この私が?仕事も完璧にこなす私が男になんか騙されるワケが無い≫ 相手は≪お宅の社長さんが君の事を勝手に勧めて来たんだよ≫ ウチの社長とは、そう言う関係の時もあった ≪厄介払いしたかったのね!許さない・・・≫ 葉月は、さっきまで婚約者だと思っていた男を花瓶で殴り殺した 何度も何度も、もう生き返らない様に・・・・ そして社長室のデスクに座らせる 椅子を反対側に向ける そして私は人目に触れない様に逃げる ≪今、捕まるワケにはいかない≫ ≪もう一人、もう一人居る≫ 葉月は自分が秘書をしている会社に向かう そして社長に ≪厄介払いですか?私の事が邪魔なんですね?≫と言い 窓際に向かって立っている社長にスタンガンを当てた 葉月は窓を大きく開けて、力一杯社長を抱き起こす そして窓から転落させた ≪フゥ〜ッ、二人共、やっつけたわ≫ 葉月は塀の中に居る 気分は穏やかだった 自分の様に仕事も出来て一目置かれる人間はプライドが高い あの二人は、私のプライドを粉々にした ≪ウフフッ≫ 二人も殺してしまった ≪でも天罰よ≫ あのまま、あんな惨めな生活を送る位なら、ここの暮らしの方が全然いい しかし塀の中ではキャリアもプライドも存在しない 番号で呼ばれるだけだ ≪アナタも来てみませんか?≫ 前へ |次へ |
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