《MUMEI》

でも僕は、その人間の汚れがあるから売買ができる。



僕は
もっと力がほしい…。


時間という
鳥かごから
空へ羽ばたきたい。


僕はビルの端から、空中へ一歩一歩踏み出した。



もちろん宙に浮いている僕は人間には見えない。



僕は空を飛びながら、男のいる所へ向かった。



男は今、
ホテルにいる。

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