《MUMEI》
日曜日…昼の出来事
「………………暇だ…」

「だらし無いですよ龍様」
今は日曜の昼過ぎ…

俺はソファーで寝転がっている…

確かにだらし無い…

しかし暇なんだからしかたない…

妹達は三人共出払っている
「まぁとは言っても…確かに暇ですね…」

「だよな〜…」

「…夕食の買い物でも行ってきます…龍様も行きますか?」

「あのなぁ涼風…暇なんだけどな…動くのもだるいんだよ…」

「…………………………」
涼風は無言で行ってしまった…

お兄ちゃん悲しい…

(…涼風も行ってしまった…とうとう一人か…)

《お前が悪い》

(そんな事言うなよ〜)

《涼風ちゃん誘ってくれたのに…》

(…そうだな…よし!今度は一緒に付いていこう)

《うむ、よろしい》

龍と神の絆が深まった…


「ただいま〜」

この声は…奈美だ…

《むっ!そろそろわしは帰るぞ》

(もうちょっとゆっくりしていったらいいのに…)

《いや…いい…それより
一つ注意したい事がある》
(なんだ?)

《…………死ぬなよ……》
(え?ちょっ、どういう事?)

「あっ!お兄ちゃんただいま」

「あっおかえり…」


なんか…嫌な予感が…

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