《MUMEI》
「もうそれ…イっちまうんだけど…」
「ンッ…、イって…」
器用に追い詰められ、俺は裕斗の頭にのせた手に力を入れて…
「ふぅっ…、出る…、あっ……はっ…」
追い込みをかける様根元を擦り、深く咥えたままきつく吸われ、俺は数回に分けて裕斗の口内に放った。
「ティッシュに…出すか?」
「ン、平気…もう飲んじゃった…」
柔らかく根元を握られながら先からでる蜜を丁寧に何度も舐め取られる。
「有難う、良かったよ…」
「…うん」
裕斗はむくりと起き上がり、俺を潤んだ眼で見つめながら濡れた唇をゆるりと舌で舐めた。
あまりにも綺麗で…エロ過ぎて…心臓がバクバク飛び跳ねる。
「うつ伏せになって…」
平然を装いながら裕斗の両肩に手をかけ、俺は耳元に囁く。
暴走してめちゃめちゃにしてしまいたい衝動を必死に抑えながら…。
「じゃー、照明落としてよ」
恥ずかしそうにうつ向いてしまう仕草もなーんかどうにもなんねーぐれえ可愛い。
可愛い過ぎるってば。
「何言ってんだか…、今更だろ?、裕斗の全部見たいから却下」
「もう、…意地悪」
裕斗は膝立ちで俺の背中に腕を回し抱きついてきた。
俺が使い慣れているボディシャンプーの香りが鼻につき、めまいがする。
俺は裕斗の鎖骨を愛撫しながら、ベッドに押し倒した。
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