《MUMEI》

角が生えている。


ミルティールとは違い、角が上を向いている。


「あっ!変態〜!」


周りにいる人たちは、その男を見ている。


男は顔を赤らめて

「こら!!そんなふうに呼ぶな!」


「だって本当のことだもん。」


『誰なんですか?あの人。』


「うーん、ただの変態だよ。」


『えっ…。』


俺たちは、こっちに近づいてくる男を見た。


「変態とはなんだ?」


テンアはボソッと呟いた。

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