《MUMEI》
イバラの兵士、白薔薇隊
イバラの兵士1を撃つ、2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
≪フゥ〜ッ≫

一息つく


すると後で「ガタンツ」と音がした


振り返るとイバラの兵士が、僕に向かって銃を向けて居る


僕は仕方なく銃を置く

すると・・・

イバラの兵士は突然倒れた


目の前にはモカが居た

≪78、レン!大丈夫?≫


≪モカぁ〜≫

僕は情けない事に半泣きである

自分から薔薇の国へ行こうと言っておきながら


レンは少し後悔していた


これで城外の兵士は全員、眠らせた


今度は城内に進出だ


僕は何かのオーディションの第一審査を通過した様な気持ちになった


モカと二人で城の門を開け侵入する


≪女王は、どこだ?≫

≪レン、中には白薔薇隊が居るから気を付けて!≫


≪今度は、どうすればいいんだ?≫
モカは薔薇の花を一輪出して、呪文を唱えた


すると金色に光る100本の薔薇の花束に変わった


この薔薇の国では金色の薔薇は癒しの薔薇とも呼ばれ、大切にされていた


≪モカ?金色の薔薇で、どうするの?≫


≪まぁ見てて≫


白薔薇隊が、あちこちに行き来する


白薔薇隊は銃の代わりに剣を持っている


≪アタシが先に行くわ≫と、言ってモカが金色の薔薇の花束を持って、行ってしまった

僕は陰から様子を、うかがう

白薔薇隊がモカを見つける


その時だった


素晴らしい歌声が城内に響き渡った


金色の薔薇の花束が光りながら空中をグルグル回って歌っている


白薔薇隊は歌が大好きである


それに国民から愛されている貴重な100本の金色の薔薇の花が目の前で美しい音色を奏でているのだ


白薔薇隊は癒されて、全員眠ってしまった


≪モカ凄いよ≫


≪一応、魔法使いだものぉ〜≫


≪それより早く女王を捜そう!≫


≪そうねっ≫

僕達は城の階段を、どんどん登る


≪モカ!早くしないと、みんな起きちゃうよ!≫


≪明日の朝まで大丈夫よぉ≫


≪そっ、そうなの?で、女王は何処に居るのか分かる?≫


≪女王は、眠る時は、その日の気分の薔薇の花に囲まれて眠ると聞いた事があるわ≫


僕達は最上階に着いた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫