《MUMEI》 朝風呂. 「なぁ、秋菜!沖縄観光でもしようか??」 雅樹がイキナリそんなことを言い出し私はスパゲティを食べていた、手をとめた。 「沖縄観光?」 「そう!!せっかく来たんだし♪俺もいるんだし〜☆」 得意気にそう言う雅樹に私は苦笑い。 な〜にいい気になってるんだろう。 いいことを、ちょっと言っただけのクセに。 「行くよな!?暇だし!」 まぁ…… ちょっとぐらいいいかな。 「うん…行くよ!!」 「やっぱりなっ♪俺がいるし!」 雅樹は満足げに目を輝かせながら私の手を握った。 「ちょっ……何よ!?」 「何って…感謝してんの!!」 何故………???? 何故、私に感謝する? 沖縄を一緒に行くことぐらいで何故、感謝?? 雅樹って本当に変わってる。 「飯くいおわったら準備だ!」 雅樹はスパゲティを華麗なフォークとスプーン使いでたいらげていく。 「秋菜も早く食えよー!!」 「はいはい」 雅樹は自分の使っていたお皿を綺麗に洗い終えるとお風呂場へと走っていった。 ……………朝風呂かい。 . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |