《MUMEI》
兄貴の嘆き
兄貴『おおぉ!!可哀想に!痛かったろう!?』

勿論オレに対しての言葉ではない…。


ピットに戻った我が子(NSR)の無惨な姿を目の当たりにした兄貴は、見苦しく嘆き悲しんだ。

兄貴『オマエは何ちゅうことしてくれるんや〜!!』

そして理不尽な怒りをオレにぶつけてきた。

(元はと言えばアンタが無理矢理オレに走れと言ったからだ…)


兄貴は真新しかったロスマンズのツナギにも豪快な擦り傷が付いているのを目ざとく見つけた。

兄貴『オレの大切なツナギにまで…』

(どーせデブなアンタは着られんのやろ!?)

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