貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》File.20 警察バッジ 2
「なんで…僕なんですか?」
僕はバッジを見ながら言った。
古いが綺麗で傷が少しついている。
僕はこのバッジを持った時、重みがあった。
まるで柳部長の警察官としての誇りを持ったようだった。
その時。
「君なら私の意志を託せると思ったんだよ。」
4課のドアが開き、スーツを着た柳部長が姿を表した。
「私はね…お荷物と言われたここに来れたことを誇りに思っている。君達が私に教えてくれたことは今後も私を支えてくれるだろう。だから今度は私から前田君にそれを通じて伝える。薄井君、麗子君、ジョン…前田君を頼むよ。」
「はい…」
薄井さん、麗子さん、ジョンさんが力強く答えた。
「前田君…君はこの4課…市民のための部署として頼むよ…」
「はい…」
僕は少し泣いていたかもしれない。
柳部長に託された4課…僕は大切にしていきたいと思う。
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