《MUMEI》
決勝レースの雰囲気
スタートの時刻が近づくにつれ、サーキットにも一般のギャラリーが増えてきた。


プール帰りの客…参加者の家族・友人・恋人…ただ暇な人…

様々な年代の観客が、糞暑い中サーキットに詰め掛けた。

(…全部で60人くらいだけど。)


だが、アクア・サーキットには満足な観客席も無く、タイヤバリアや黄色と黒のロープで仕切られた敷地の一角に、なんと立ち見という卸むったいな扱いを受けて押し込められていた。


(お気の毒に…)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫