《MUMEI》
"ありがとう"
涙…………



笑顔…………



喜び……………



悲しみ…………………




教えてくれたのは、


あなただった。














飛行機の中で
私と雅樹は一言も会話を交わさなかった。



聞こえたのは……

沖縄にいた子供たちの声。



波の音。



それだけが………耳の中で響いていた。






でも………




私の空耳かもしれないけど……




隣から………




誰かが"ありがとう"って泣きながら



言ってるのが…………





聞こえた―…。






泣いちゃ………



ダメだよ……。












.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫