《MUMEI》
会いたいよ―…
.




雅樹が隣にいない朝。


もう聞けない雅樹の"おはよう"

私を励ましてくれるあの太陽のような笑顔…。



私を安心させてくれる魔法の言葉や優しい手。



私のそばにあったモノ……


一瞬にして全て
消えてしまった。



分かってた………


分かってたことなのに……。



雅樹は私だけのモノじゃないんだから……。




3ヶ月ってこんなに短いって…
初めて知ったよ。










ケータイを見た。



色んな人たちから、依頼がきている。



"一週間でいいから彼女になって"


"3日程でいいので友達になって下さい"


"恋人として二週間だけ一緒にいてください"



嫌だ………



そんな依頼、受けたくない。




こんな気持ち初めてだ…。



いつもなら簡単に"OK"してたのに……。





雅樹………



雅樹………










会いたいよ―……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫