《MUMEI》
目的地
目的の地に

到着した

それでも急ぐ

「おい 着いたぞ 降りろ」

「ぅうん…着いたの?」

「そうだ 急げ」

「うん」

タッタッタッタ

「着いた」

「ここ?」

「そう ここ」

そこは崖沿いにある
大きな丘だった
そこには色とりどりの花が咲いていて
崖の向こうは海…

「花……キレー」

「こっち」
手を引いて自分の隣に立たせる
「ここ 向こう側見て」
海の地平線を指差した
微かに暗い海
そして……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫