《MUMEI》 玲瓏昔の女の名前を源氏名に使うなよ……煮え切らない男。フラれたの引きずってる俺もお互い様か。 ああ面白い。 「……余裕こいてられるのも今だけだ。」 狂いそうな顔だ。怒らせたな……。 ベルトを抜き取られて両手を拘束された。強姦ってやつか? 代わりなのかな。誰かの代わりは嫌だ。 「腹上死しろ」 怖い顔をしている。国雄は俺が憎いみたいだ。それでも誰かの代わりよりはマシだ。 「……あ、あぅ」 下半身を脱がされて虚しく勃っているものが露呈した。後ろに何か塗られる。 「 い……っ ア゛」 痛い。いきなり二本の指でこじ開けられる。慣らすつもり無い。 「五月蝿い」 口に俺が掛けていたバスタオルを含まされた。 苦しい 痛い。 国雄の肩に片脚を掛けられて股裂きのように足を広げられた。指が入ったまま入口に魔羅を押し当てられる。 ――――――無理、無理だって。 「…………ングっ!」 痛い、尻を両手で裂かれるくらいの強い負荷がかかる。 馬鹿力……!括約筋を突破された。何か塗られたから入ったようなものだ、血が出るかもしれない。 「…………ッん んゥ」 動かされた。痛い、大きい、熱い、重い。 自分の中へ別の肉が挿し込まれていく。きつくて無理だと思ったのに挿れられるものだ。 ……凄ッ、何これ。痛くて苦しくて気持ちいい…… 深いところから攻め立てられて脳髄に響く、骨が軋む。激痛と快感が同時にずんずん連なる。 ……ズチュ、ズズ、グリュ 肉と肉が擦れ合って鳴き喚く。 「……ん、 むぅ ンン! っんぅ」 パシパシ尻を突き動かされては跳ねた。 未知の力に奥が貫かれて快感の波が溢れてく。彼の動くところ全てに反応して、入れ物か何かみたいに揺すりをかけられた。 「……ッ、またイきやがって。……この軟体生物がっ 」 国雄は侮蔑しながら更に揺する。 軟体というのは俺が仰向けで背中半分を浮かせる無理体勢で膝がほぼ額についていたからだろう。 自分の液が顔に飛ぶ。涙と唾液と汗と自分の液とで顔はもうベタベタだ。 グプッ、 ズチュ、グチィッ 「ん、 ぅう、ンッ……」 悦過ぎて脳に情報が追い付かない。 このままだとイキ過ぎで本当に死んでしまうかもしれない。 ……笑えないジョークだ。 前へ |次へ |
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