《MUMEI》

光は柔らかくて小さい。
力を込めれば容易に壊れるだろう。
だから、今日までは優しくしていたつもりだ。

だから の前に睦美さんの子供だからという単語が入りそうだ。

さっきからずっと焼けそうで限界だった。



ぶち壊したかった。全てを、それが二度と元に戻らないものだとしても。






「お尻もっと上げて、足閉じて光……」

穢れを知らない真白き天使を模した太股へ俺に憑く蛇を挟めた。ソファの上に「お馬さんごっこ」のポーズで後ろを向かせ、力を込めて膝を閉じさせる。さらさらの肌に汗ばむ俺の腰を当てた。

何度も、何度も、巣穴に出入りする蛇のようだ。

音を立てて擦れ合うとき、断末魔のように兄貴を呼ぶ彼女の声が聞こえた。

「あ……ぬるぬる……」

後ろの行為を理解できないで光はただされるがままの現状を述べた。
揃えた膝まで先走りで浸され何が始まろうとしているかなんて想像もつかないだろう。

服を剥ぎ取られのしかかられた光は泣き喚いていたのに、精通もまだのそれを硬くなるまで吸い上げると放心したように虚ろになった。スマタを終えた今もぼんやりと目に涙を浮かべながら四つん這いのままでソファに待機している。

間を俺ので濡らした後ろ脚のアングルは朝露に濡れた桃を連想させた。
生唾を飲み込み、舌で小さい蕾の大きさを確かめる。唾液と絡むように掻き混ぜるのを意識した。

「はあっ、やだぁーあ、なんかはいってるよぉ」

言葉通り拒絶され、舌先をぎゅうぎゅう締め付けられる。

間延びした光の言葉、後ろ姿、全てが睦美さんだ。

「やっぱ……無理、したい……。」

優しくなんて出来ない。子供だからと容赦なんて出来ない。夢にまで見た彼女を前に何もしない訳がない。

舌を入れてた隙間を縫いそそり立つ頭を押し込んだ。

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