《MUMEI》
本番
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雅樹―…


雅樹がステージに上がる時ってこんな感じ?


緊張してる?



もう慣れちゃったかもしれないけど初めての時はきっと…緊張したよね…????













司会『続いては2年6組の5人組バンドです!!』



マサヤ「落ち着いてやるんだぞ!!緊張すんな!!周りには俺たちしかいないと思え!!」


私たちは強く頷いた。


高鳴る胸を抑えながらステージに上がる。


前列には、私たちを優しく見守る同じクラスの仲間たちの姿があった。


その後ろには"待ってました"とゆう顔をしている同校の人や他校の人たち。


期待させてるんだ……。



このステージ前にいる人たちの期待を裏切らないように、私たちは頑張らなくちゃいけない。

今までの練習の成果を見せなければいけない…。




マサヤ「こんにちはー!!2年6組で―す!!今日は来てくれてありがとう!!」



雅也はマイクを持ち、大きな声でそう言う。


マサヤ「俺たちはクラスの代表として毎日、放課後遅くまで練習しました!最初はバラバラで苦戦していましたが、諦めずに今日まできました!まだまだ下手くそかもしれないけど、精一杯やるので最後まで聴いて下さい!!それではメンバーを紹介したいと思います!!


ギターの千夏!


そして、真琴!


ドラムの遥!


そしてキーボードの秋菜!


そしてvocalの雅也です!!


最後まで盛り上がっていきましょー!!」





皆の中に拍手が巻き起こる。




私たちはお辞儀をして皆で顔を見合わせて頷いた。









マサヤ「まずは一曲目!!"夢"」









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