《MUMEI》
本番成功
長い1日が終わり、私たちは後片付けをしていた。


ハルカ「大成功だったね!!私たち!」

片付けの途中、遥は嬉しそうに自分が使っていたドラムを見ながら言った。


私はそれにつられて自分が使っていたキーボードを見る。


今日は本当にいい1日だった。


私たちの曲が全て終わったあとお客さんたちはアンコールをしてくれた。


私たちはバンドグループの中でも一番最後だったから、最後の曲だけもう一回やることが出来た。


お客さんたちはそれを聴いてまた涙を流していたとか。


クラスの人たちも涙を流していた。


先生にはお褒めの言葉を沢山もらった。


雅也の歌の上手さには皆でびっくりしていた。


本人は"それほどでもねーよ"なんて言いながら照れてた。



マコト「俺ら才能あるかもな〜」


ハルカ「将来、このメンバーでバンドやってたらウケるよね!!」


チナツ「ね〜」


このメンバーでバンドかぁ…。



それもいいかもしれないけど、きっと高校卒業したらバラバラになるし…ね。


マサヤ「今日はお疲れ〜!!なぁ!!この後、皆暇人かぁ??」


ハルカ「私は暇!」


チナツ「私も!」


マコト「俺も暇かな」


「私も暇だよ」


マサヤ「じゃあこれから皆でカラオケ行こうぜ!!本番無事、成功ってことで♪」


もちろん皆は賛成。


私たちはカラオケに行くことになった。










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