《MUMEI》

後続のマシンなどお構いなしにレコード・ラインを辿り続ける岡ヤン…

それはインから差されることはおろか、自分に付いて来られるマシンすら無いことを確信しているような走りだった。


車速をキープしたままU字コーナーを立ち上がると、バック・ストレートでも2位以下をグングン引き離してゆく。

最終コーナーを回り、ホーム・ストレートに戻ってくる頃には15メートル近くリードを拡げていた。


1周目から集団を抜け出すことに成功した岡ヤンは、完全に"良循環"の波に乗っていた!

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