《MUMEI》 *「ん…」 目が覚めるとノリコが心配そうに私を見ていた。 「ちょっとホノカ〜! 心配したんだからね!!」 「私…なんで……?」 私の記憶はベランダから見た男と目が合ってから途切れていた。 ノリコによると悲鳴と共に倒れ、ベランダの柵に頭を強く打ち付けてしまったのだそうだ。 幸いタンコブができただけで、他に怪我はないみたい。 あと、私のせいで飲み会は中止になったそうで。。。 「まったくもぅ!アンタは倒れるは飲み会は中止になるわで今日はなんか疲れたし! それにあの変な男! ホノカ何か知ってるんでしょ?」 やっぱり、親友には話すしかないみたい。 私に何があったのかを 前へ |
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