《MUMEI》

「でも私…、今手が動かせないの…。」


「大丈夫です。僕が塗ってあげます。」


「え?」


すると、黒い子は立ち上がり、宙に浮いているマニキュアを取り、私に近づいた。


黒い子はマニキュアの蓋を開けた。


「失礼します。」


黒い子は、マニキュアを爪に塗り始めた。


綺麗…。


透明に近いけど、
透明より
すごく綺麗で、
綺麗に輝いている。


高そうな
マニキュア…。

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