《MUMEI》 うれしいな《水城》「エヘヘヘ〜」 「な〜に〜水城、嬉しそうじゃん」 「まぁねぇ〜」 今は昼休み 私は上機嫌 私と一緒に昼食を食べているのは、西野 葵ちゃん (にしの あおい) 大親友なのです。 「なんかいい事あったの?」 「うん、実はねぇ〜新堂君が喋ってくれたの〜」 「……………なんて…?」 「『ウザイ』って」 「…………………ハァ…」 葵ちゃんがため息をついている… 「どうしたの?」 「水城…あんた…ウザがられてるんだよ?」 「みたいだね」 「少しは落ち込めよ…」 「でもぉ…正直な気持ちを言ってくれたんだよ?嬉しいよ」 「……幸せ者だねぇ〜…」 「うん」 ………あ!…新堂君だ どこかに向かってる? あっちは旧校舎… 何しに行くのかなぁ…? …よしっ行こう! 「ちょっ水城、どこ行くの〜」 「ちょっと急用!」 「ハァ?」 不可解な顔をしている葵ちゃんを置いて、 私は旧校舎に向かった… 前へ |次へ |
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