《MUMEI》

1時間後―――


「おー、天下の山田さまが帰ってきたぞー」

ドアのところで突っ立っている黒い髪にされた山田のところへ、俺らは近づいた。

俯いている山田の姿に、相当しごかれたんだろうと思って顔を見合わせた俺らは、

得意のアイコンタクトで、今日は山田を元気づけることにしようと決め、

落ち込む山田の肩に手を置いて、言った。


「山田ぁ、しゃーねぇしゃーねぇ。今日は俺らが奢ってやるから、一杯どころが10杯でもいっていーぞ!」

と、イベント係の俺がそう言うと、山田から、信じられない言葉を耳にした。




「俺…」






「彼女できた」









「「「「はあ!!!????」」」」






次の授業をサボって、俺らは屋上に山田を連れていった。

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