《MUMEI》
秘密の部屋
「おい、どこに行くんだ?」


「秘密の部屋にですよ。」


『「秘密の部屋?」』


俺たちは一緒に言った。


「テンアさん、ちょっと失礼します。」


マスターはテンアをお嬢様だっこをした。


「こら!何をする!」


テンアはバタバタ暴れる。


「こうしないと、秘密の部屋に行けないんです。ちょっと我慢していて下さい。」


マスターはニコリと笑った。

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