《MUMEI》

夜-------------------


私は自分の家に帰り、今日の疲れをとるために早く寝た。


私のマニキュアは完全に剥がれていた。



僕は浪川音色を起こさないように扉を開け中に入った。



「全部剥がれたようですね。あなたの手はもう動きません。

さて契約として何を貰いましょう。」



僕は浪川音色の手を見つめた。


「マニキュア代として、両手を貰いますね。」


浪川音色の両手は、自然に切り落とされどこかに消えてしまった。

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