《MUMEI》

「さてと。」


僕は浪川音色の頭に手を当て、魂を出しビンに入れた。


「売買終了です。」


死んだほうが
ましだ…。


良かったですね
死ねて…。


でも
良かったんですか?


あなたの夢は
ピアニスト
だったんでしょ…。





僕は扉の中に帰って行った。









第9章
ピアニスト------------

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