《MUMEI》
二人の帰り道
「…あの…涼風…」

「?…何ですか?」

「…放してくれない?」


今は放課後…


涼風と二人で下校中…


涼風と俺は腕を組んでいる…


正確には…組まれている…

「三人とは…朝…組んでいるのに…」

「う……」

まぁ…いいか…


恥ずかしいけど…


まぁ、涼風も参加したかったんだろうな…


なんか今の涼風の笑顔は…いつもの綺麗な笑顔とは違う…
なんか…かわいい笑顔だ…

やっぱり…姉妹なんだな…
似てるな…

「…?…何ですか…?」

少し照れたように聞く…


「いや…かわいいなぁって思ってさ…」


「えっ?………あうぅ…」
真っ赤になって俯いてしまった…

けど手は放さない…

「ハハハッ」

かわいいなぁ…


そんな俺達の様子を…


複数の眼が…見ていた…

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