《MUMEI》 一目惚れ?『おっはよー』 義人と明るく教室に入った 「おはよう」 ヤマピーがいた… 「理由は…?」 『超寝坊』 “ゴッ”“ゴッ” 今日は二発響いた… 「まぁいい席つけ、後席替えしたからな」 俺の席は、窓側の1番後ろ義人は、廊下側の1番後ろカズは、俺の二つ前だった 「那須、お前の隣が転校生だからちゃんと挨拶しとけよ」 「ハイハーイ」 ヤマピーは教室を出て行った… 休み時間だから… 俺の隣か… どんな奴かな…と… 「…………………………」 女子だった… 唯の女なら目もくれない… 彼女は…普通では無かった… 黒のロングヘアー… おそらく腰ぐらいまではあるだろう… 吸い込まれそうな程大きな黒い瞳… 女子達と話していて、時折見せる柔らかな笑顔… 程よく発達した体… 完璧だった… 俺が描いていた理想像だった… “美しい” おそらくこれ以外の形容詞では、彼女の美貌に負けてしまう… それほど… 彼女は、美しかった…… 前へ |次へ |
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