《MUMEI》
真剣な顔
,





幸せな私たちを見ていたのは何時も、青い空だったよね…。





そう…あの時も。













「秋菜…」


「何??」


雅樹はいきなり真剣な顔になって私に話しかけた。


何―………??


深刻な話………なの………??


「俺さ………秋菜に言いたいことがある………ずっと言えなかったこと」


嘘……………



深刻すぎない?



私はどんどん緊張してきた。



「あのさ…………俺…………」






緊張感が私を包む。




何か、怖いな…。







「俺……………」





早く言ってよ……!!








「秋菜のこと……………












出会った時から………










好きなんだ―………」










青い空はいつでも………





私たちを見守っていた。








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