《MUMEI》
変な奴…《神》
キーンコーンカーンコーン

「…………………………」

終業のチャイムが鳴り響く…


今日の授業は終了…


(さて、帰るか…)


「…………………………」

帰ろうとする俺の前に…


「今日掃除当番だよっ」


奴が立ちはだかる…


そういえばそうだった…


クジで掃除の班を決めたら見事にコイツと一緒…


ついてねぇ…


仕方なく掃除を始める…


「…新堂君って…けっこう真面目に掃除するよねぇ」

「…………………………」

何言ってんだコイツ…

当たり前だろ…

与えられた役目なんだから…


だが、無視して掃除を続ける…


「ぶーまた無視だよぉ」


……ウザイ……


「……お掃除おっわり〜」

やっと終わったか…


さっさと帰るか…


教室を出ようとすると…


「新堂君っ!」


急に後ろから呼ばれる…


「…………………………」

何だよ……


「また明日ね〜」


手を大袈裟に振っている…

「…………………………」

無視して帰る…



「……………変な奴……」

さて……行くか……

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