《MUMEI》

「喋るな!!」


息子はビクッとし、鳴きそうな顔をした。


「ああぁぁ!もう!」


私は頭をかき乱し、息子を睨みつけた。


「なんで普通の子じゃないの!!!なんで!!どうして、生まれてきたの!!!」


私は怒りを息子にぶつけたその時、


「うおぉーん!うおぉーん!」


息子は大泣きをしてしまった。



私は無言のまま、息子を抱き上げ背中をさすった。

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