《MUMEI》
遂に金髪小僧
パンチパーマは、疲れ果てた面持ちでマシンを降りた。

そしてガックリと肩を落としてピットの中へと消えていった。


代わりにマシンに跨った少年は、パンチパーマの背中を一蔑し、当てつけのようにギアを1速に踏み落とした。

チームメイトであろうが先輩であろうが、膚抜けた走りをした者には容赦しない気構えなのだろう。


とんだ跳ねっ返りだ…。

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