《MUMEI》 腕の傷, ずっと一緒に仲良く学校生活をおくりたい……… 私も… 雅也も… 千夏も… 真琴も… そして遥も… そう思っていた。 だけど…… 無理だったんだ………。 次の日―… 朝、教室に行くと机には遥の姿がちゃんとあった。 私は安心して遥に話しかけた。 「遥、おはよ」 ハルカ「あっ…秋菜…おはよ」 あれ? 何か遥の様子が変………。 その時…… 「遥……腕、怪我してるけどどしたの?」 制服からちらっと見えた腕の傷を見て私が聞くと…… ハルカ「あっあはは!実はさぁ〜昨日派手に転んじゃって〜本当に私って馬鹿だよね!!」 え…………………… それ…嘘だよね? チナツ「おっはよ〜♪あっ!!遥がいる!」 マサヤ「お〜!おっはよ〜」 マコト「おはよ」 皆が教室に入ってくると遥は急いで見えていた腕の傷を制服の袖で隠した。 ……おかしい。 遥の様子がおかしい。 どうして、さっきの傷を隠したの?? どうして、作り笑いなの?? さっきの傷は…何? 遥………… 遥の心の傷に…… 私たちは気づいてあげることが出来なかったね……。 気づいた時はもう遅くて……。 本当に―… ごめんねー………… , 前へ |次へ |
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