《MUMEI》
京の浮気?
「ごちそうさまでした」


「いえいえ」


「美味しかったよ」


「うん、ありがとう」


昼食が終わる…


昼休みはもう少し…


「あと15分かぁ…」


椿が残念そうに呟く…


「…後2時間で学校も終わりだよ、そしたら家でいくらでも会えるでしょ?」


「……そうだけど……」


たった2時間なのに…


傍から見ればバカップルに見えるだろう…


僕は、バカップルには絶対なりたくないと思っていた…


だが、実際になってみるとそうでもない


ただ、普通のカップルより愛情表現が活発なだけだ…

そう悪い物では無い…


「2時間、我慢出来るかな?」


「………………頑張る…」

「いい子いい子」


椿の綺麗な桜色の髪を撫でてやる…


髪の色は奥様譲りらしい…

「……うん」




予鈴が鳴り響く…


「教室に戻らないと…」


「…そうだね…」


「行くよ?」


「…うん…」


二人で教室に向かう…


途中…

ドンッ

「わっ!」
「キャッ!」


誰かとぶつかった…


「だ、大丈夫?」


「あ、はい…すみません…私が前をちゃんと見てなかったせいで…」


女の子だった…


「気にしないでいいよ、
それより大丈夫?」


少女に手を差し延べる…


「あ、はい、すみませんでした」


少女は手を取り、立ち上がると走り去って行った…


「ふぅ…さて、教室戻ろうか、つ………」


言葉に詰まった…


何故なら…椿が凶悪なオーラを発していたから…


(………しまった……)


「京のバカァ!」


“バチコーン”という擬音と共に、僕の体が飛ぶ…


もちろん椿に殴られたから

何故かって?


椿いわく…


僕は今…


浮気したらしい…

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