《MUMEI》
一緒に帰っていただけませんか?
「…………………ハァ…」

僕としたことが…


椿の前で女性と接触してしまうとは…


そう…これこそが完璧超人椿の唯一にして最大の欠点…


……すっごいヤキモチやきなんですよ……


もうそれはそれは…


椿以外の女性に目配せする…
拗ねる…


椿以外の女性と話す…
怒るor泣く…


椿以外の女性と接触する…浮気扱い…


とまぁこんな感じです…


まぁでも…愛されてる証拠ですよね?


後で謝りましょう…




放課後…


僕は一組の教室に向かう…

(えっと…あ、いたいた)

お目当ての人は自分の席で帰り支度を整えていた…


「お嬢様」


呼び掛ける…


「?…あっ、きょ…あ……フ…フンッ…」


本当に可愛い…


「帰りましょう?」


「きょ…今日は、一人で帰る」


だそうだ…


「そうですか…では、先に帰ってますね」


「あ…」


「はい?」


「…えっと……その……」

まったく…しょうがない…

「お嬢様、一人で帰るのは寂しいので、どうか一緒に帰っていただけませんか?」


僕がそう言うと…


「と…特別だからね…」


「ありがとうございます」

そして…


二人で帰路に立つ…

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