《MUMEI》
頭をよぎったモノ
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遥…
私は遥に出会えて本当に良かった。
毎日がキラキラ輝いていたんだよ…。
遥の笑顔は皆を明るくする魔法の笑顔だった。


遥…
最後まで遥の心の傷に気づいてあげられなくて
本当に………ごめんね…。













年が明けてもう3日が経った。


今日は1月4日。



私は雅樹が仕事だったので家にいた。



暇だなぁ〜…。



何にもすることない…。



………そんな時だった……。



〜♪


私のケータイが鳴った。


相手は雅也。


「もしもし」


『秋菜!早く…早く…総合病院に来てくれ!!!!!!』




嫌な予感がした。




私は電話を切り、
家を飛び出した。





その時
私の頭をよぎったのは……



遥のあの笑顔と…




―「皆〜!!私、皆のこと大好きだよ!!私の一番の友達!!大親友以上!!私たち離れてもずっと繋がってるよ!!」―







あの言葉だった―……。








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