《MUMEI》 自ら落とした命, 大好きだった遥は もういない。 あの笑顔はもう 見ることが出来ない。 遥… 楽しかったよ。 幸せだったよ。 遥と過ごした時間は私たちにとって大切な宝物。 一生、消えない…… 宝物。 1月5日― 遥の葬儀が行われた。 葬儀には同じクラスの人… 遥の親戚…いとこ… 担任の先生… 色々な人が来ていた。 遥の笑顔の写真を見ては涙を流す。 皆が皆、そうだった。 遥は… 皆に愛されてたんだな…。 これからもきっと愛され続けるんだろうな…。 葬儀が終わり、 私と千夏と真琴と雅也は学校に来ていた。 マサヤ「遥…あの屋上から……」 そう……… 実は遥は… 自らこの世を去った。 "自殺" したんだ―…。 チナツ「遥…何でよ…!!私たち…まだ何も聞いてないよ!!遥から何も聞いてないよ!!」 「すいません!!」 いきなり後ろから、 声が聞こえた。 振り返った先には 病院の人らしき人が 立っていた。 「これ………」 看護士さんが私に一通の封筒を手渡した。 「遥さんの………服のポケットに入っていたものです……多分あなたたちにだと思います」 看護士さんはそう言って泣きながら去っていった。 マコト「これ…何だ?」 「多分……手紙………」 私たちは顔を見合わせた。 もしかしたら……… この手紙に全てが… 私たちは同時に頷き……… 手紙を見た。 , 前へ |次へ |
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