《MUMEI》

「テンアさん!テンアさん!」


「う゛…あ゛ぁ…頭…が…。」


「頭が痛いんですか!しっかりして下さい!」


マスターは、テンアを軽く抱き右手から、緑色の優しい光を出した。


「何…を…。」


「大丈夫です。すぐに楽になります。」



テンアの頭の痛みはだんだん小さくなり、眠っていった。



「さて。」


マスターは床に落ちていた本を持ち、テンアを抱きかかえた。

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