《MUMEI》
遥の両親…2
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「うっ………訴える!?あなたたちは何を言っているの!?」



遥の母親は驚きながら、焦った表情で私に聞いた。


「私たちは何もしていないわ…」

「とぼけないで!!あんたは遥に暴力をふり、父親は遥に性的暴行をしたでしょ!!私たちは知ってるんだからね!!」


チナツ「隠そうとしても無駄なんだからね!!」


「君たち…いい加減にしてくれないか…??だいたい君たちに何が分かる?証拠もない…」


マコト「証拠ならある」


私は2人に遥が私たちに書いた最初で最後の手紙を見せた。


マサヤ「この手紙に全部……全部書いてあるんだよ!!遥がお前らにやられたことも…遥の気持ちも全部!!」


2人は驚いていた。


多分、遥がこんな手紙を書いたことを知らなかったのだろう。

「これを警察に見せれば…あんた達は一発で捕まる!逃げ道はないんだから!!」


出来れば遥への償いをしてもらいたいところ……


だけど、この2人がそんなことするはずがない…。


せめて、刑務所で自分たちがやった罪を恨み、遥の気持ちも考えてほしい…。


遥が戻ってくることはもう…二度とない―……。


そう…
二度と…。













その後……



2人はやった罪を認め……自首した。


懲役1年半をくだされ、今は刑務所。


千夏は一生、入っとけ!って言ってた。







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